もう一度ピアノを弾きたい!

2024.11.11

こんにちは!
岐阜市のピアノ教室 鈴音 ♬Rinne.♪*゜の
すず先生です(*^_^*)

先日体験レッスンを受けてくださったMさん(52歳)
子育ての手を離れ、ご自身の時間を有意義に過ごそうと思いたったのが、子供の頃に習っていたピアノでした。
あの頃のようには弾けないかもしれないけれど、美しい曲を素敵に弾きこなせるようになりたい!という想いでレッスンを再開されました。

Mさんは、読譜力重視のレッスンで高難易度の譜面を弾きこなす事がレベルアップになるというレッスンを続けてこられたのですが、今一度基本に立ち返ってご自身の腕を磨きたいという向上心に溢れています!

そこでこんなテキストを選択しました。

このハノン、すず先生のお気に入りです♪
最近『バーナム』が流行っていますが、このハノンは、お馴染みのハノンの曲を半分ほどの長さにカットし、バーナム要素を加えた形で、一曲づつ雰囲気に合わせた題名がついています。
とても古いテキストですが…(恐らく原書は私が生まれた頃に刊行されています!)何年か前に、日本語版として新たに刊行されました。
何せ古き良き時代に発売されていますので、テクニックガイドとして載せられている言葉も古めかしい(笑)
でも、指先の強化や素早く動かすためのハノン要素に、音楽的なテクニックをプラスして表現豊かに弾きこなすのはとても新鮮です。
Mさんのようにハノンを弾き込んでこられた方は、譜面見なくてもスラスラ弾けてしまうのですが、何せ○十年ぶりのピアノですので、弾けるからとバリバリ弾き込むと、確実に手を痛めます。
テクニックを再確認しながら指先の繊細な感覚を、ゆっくり取り戻してほしいと思って、お勧めしました

これは一曲も短いので、少しピアノに慣れてきたら、子ども達にも持ってもらうようにしています。

キャサリン・ロリンのピアノコースもお勧めしました。
キャサリン・ロリンは皆さんご存知のギロック先生のお弟子さんです。
とても綺麗な曲を作られる方で『ピアノの叙情詩』は有名ですね!
子ども達の為の曲もたくさん作られていて、ギロック先生のお弟子さん要素+繊細なハーモニーと流れるようなメロディーは、今の子どもたちのハートを鷲掴みにします。

このテキストは、そんなキャサリン・ロリンのオリジナル曲をレパートリーとして、テクニックのテキストと併用していくとこで理解を深めていきます。
中学生くらいで初めてピアノを習います!という方にも、こちらをお勧めしています。
とにかくレパートリーの曲がが素敵♪
バロックから古典、ロマン、印象派の4期スタイルで作られていますので、幅広い表現力も身につける事ができます。
テクニックの方はかなりの理解度が要求されますので、小さなお子様には不向きかな〜という印象ですが、生徒さんによっては向いている子もいるかもしれませんね。

美しい曲を素敵に弾きこなしたい!というMさんにピッタリなテキストです⭐︎
音符がビッシリ詰まった高難易度の譜面も、弾けたらかっこいいですが、少ない音数で繊細にハーモニーを奏でる事ができるのは、やはり人生経験を積んだ大人に軍配が上がります。
指先だけでなく心と身体全部をフル稼働して、大人の魅力たっぷりに表現する!!!
子どもの頃には見えてこなかった部分が開花すると思います♪

11月からレッスンをスタートされて、先日第一回目のレッスンでしたが、鈴先生は初日から猛スピードで飛ばしてしまいました(笑)
手首や膝の使い方や、椅子の高さや姿勢の大切さ。
ハノンも音の響きを意識すること。
子どもの頃には、見様見真似で何となくやってきた事を改めて認識することが、とても新鮮だとおっしゃられました。
ご本人にとっては、ほぼ初めての内容のレッスンで四苦八苦されており(笑)半信半疑でしたが、レッスン初めと終わりで比べると、終わり頃のピアノの音が少し変わりましたよ!

美しく流れるピアノを弾くMさんの姿を思い浮かべると、嬉しくなってワクワクしています。

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