僕もピアノやりたいもん!

2024.05.12

岐阜市のピアノ教室 鈴音♬Rinne.♪*゜の すず先生です(^^♪

お姉ちゃんが昨年末にピアノをはじめた時からずっと自分もピアノがやりたくてやりたくて仕方のないM君・・・。
出張レッスンで、ご自宅にお邪魔しているのですが、すず先生とお姉ちゃんがピアノで楽しく遊んでるように見えるのでしょう(笑)
自分も一緒に遊びたくて、毎回お母さんとバトルしていたのですが(笑)
先日『プレピアノコース』でピアノのレッスンを始めてみる事になりました。

保護者様によると、M君は筋肉の成長が少しゆっくりめだという事で、年中さんですが、まだ言葉も少し遅いようです。
思い通りに四肢を動かせない事でピアノは早いかも?と躊躇されていたようですが、指先を動かす事で脳への刺激にもなるし、集中力もつき、四肢を動かす筋肉の発達を促すことにつながるだろうという事で、レッスンを始めてみようと思われたようです。
何よりM君の「僕もピアノやりたい」という意思が強い事が一番の決め手でしょうね♪

年中さんだと、テキストは『ピアノアドベンチャー』を使う事が多いのですが、M君は少し下の年齢の子でも使える江口メソ-ドの『ぴあのだいすき』と『ソルフェージュワークブック』から始める事にしました。
ひと昔前のピアノ教室は、幼児期に両手でスラスラを楽譜を読んで曲が弾けるようになることを目指していく教室が多かったと思いますが、最近はそういったレッスンの内容が少しづつ変わってきています。
幼児期の脳や身体・心の発達という点にしっかりと着目し、成長の度合いに合ったレッスンをしていく事が望ましいという『適時教育』を取り入れている教室が増えてきたと思います。
ドレミを本格的に鍵盤でレッスンしていくのは7歳になってからでも充分に間に合うのです。
それまでは、リトミックやソルフェージュで音楽を体いっぱい感じて表現する事に重点を置いていきます。
鈴音♬Rinne.♪*゜でもその考え方に準じてテキストを準備し、レッスンを構築しています。
M君が楽しいと感じ、もっとピアノをやりたいと思えるようにと願ってこのテキストを選びました。

  

これは『ソルフェージュワークブック』の最初のレッスン。
M君は指を一本ずつ折り曲げる事に少し時間がかかるのですが、横で見ていたお姉ちゃんがM君の指を曲げてあげようと手を差し出すと、
「自分でやるの!」
と言わんばかりに、お姉ちゃんの手をふり払い、一生懸命指折りをしてくれました。
一人でできた時のM君の笑顔は本当に最高でした。

これは『ぴあのだいすき』の最初のレッスンです。
このテキストはまず手を『グー』や『パー』で弾く『クラスター奏法』でピアノを弾きます。
指先を思い通りに動かすことが難しい年齢の生徒さんも、これなら楽しくピアノに親しめます♪
まずは自分がぞうさんになって、ピアノの周りを「どしーん!どしーん!」と言いながらお散歩します。
大きなお父さんのぞうさんや、小さな赤ちゃんのぞうさんになって、バリエーションも楽しみます。
そのあとで、鍵盤を「どしーん!」と言いながらグーの手で弾きます。
ピアノの椅子にジッと座っていられなくても大丈夫(笑)
大きなぞうさんは、鍵盤のどこで弾く?小さなぞうさんは?
うさぎさんだったら、どんな風に弾こうか?
と、立ったままで鍵盤の前を移動しながら弾いていきます。
楽譜にするとたった8小節の曲ですが、これだけでたくさんの音楽性を含んだレッスンができますね♪
カラフルすぎない所も、すず先生の大好きポイント!
ピアノを弾いたあとに色塗りをして、さらにイメージを膨らませる事もできます。

こうしてM君の初めてのピアノレッスンは、ニコニコ笑顔いっぱいで終わりました。
M君のこの姿はお姉ちゃんにも少なからず影響を及ぼします。
お互いに刺激し合いながら成長してくれる事も期待できますね♪

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