レッスン風景紹介します

2024.02.10

レッスンを始めてから3か月目の年中さんのレッスンです。

レッスンを始めた時はすでに幼稚園の先生やお母さまから、ドレミを教えてもらって好きな曲を何となく弾けている状態でした。
でも見様見真似で覚えてしまっているので、楽譜を読めるようになって欲しいというお母さまのご希望もあり、ピアノ教室でレッスンを受けてみようということになったそうです。

初めは好きなように弾く事ができている分、何故そのレッスンをしているのかを理解できなくて
「なんでそんな風にやるの?こうやってやったほうがやりやすいもん。」
と言われてしまいました。
そりゃあそうですよね。
大人なら理屈を述べて納得してもらえる事でも、年中さんには通じません。
先生に「そこはこうやって弾こうね」と指摘される事は、幼いながらにも自尊心が傷つきます。
だって今までは自由に弾いても「上手だね」と褒められていたからです。
そして、弾きたい曲がアニメやポップス系の曲ばかりで、とても楽譜を見て弾けるような曲ではないので
すず先生は正直どうしたものか…と思っていたのですが(笑)

『まいぴあの』というテキストを使って、まずは音価のレッスンを進めていく事にしました。
リズム感を養うには幼児期がとても大切なので、リズム遊びをたくさん取り入れて
少しずつ楽譜に興味をもってもらうように工夫しています。
そして、ピアノを弾く時の姿勢や手の形なども、それに合わせた歌を歌ったりしています。
因みにフープやボールを使ったリトミック的なレッスンもしてみましたが、
違う遊びが始まって収集がつかなくなってしまうので却下(笑)
でもそうこうしている内に、何となく何をやっているのかが彼女の中で少しづつ理解が進んだようです、
初めは自分の好きな曲さえ弾ければあとは興味無しだったのですが(笑)
最近はテキストにも意欲的に取り組んでくれるようになってきました。

30分のレッスンですが、いつも物足らないようで
「もっとやりたい~!」と言っています。
彼女はとにかくピアノを弾く事が大好きで、毎朝幼稚園に行く前に必ずピアノを弾くそうです。
これは誰からも強制されておらず、自ら湧いてくる「弾きたい」という気持ちを持ち続けているんですね。
今は『紅蓮華』にチャレンジしています。
楽譜はオリジナルで、すず先生がアレンジしたものを使っています。
テキストで習ったことを『紅蓮華』の楽譜で復習しながら、小さな手で一生懸命弾いてくれています。

次は『威風堂々』が弾きたいそうです!
幼稚園の音楽発表会でやるそうで、音を覚えてきてピアノで弾いてくれました。
早く『紅蓮華』を合格して『威風堂々』弾こうね!

生徒さんの『弾きたい』気持ちをヘシ折らないように(笑)すず先生も頑張ります!

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